ペライチってどんなサービス?無料プランを使う前に知っておきたいこと

ペライチとは?初心者でも簡単に使えるページ作成サービス
ペライチは、誰でも手軽にホームページを作成・公開できるサービス。
1ページだけのシンプルなWebページを作れるのが特徴で、コーディングなど特別なスキルは不要です。
「本格的なホームページ制作はちょっと難しそう…」という方や、「ちょっとしたご案内ページを作りたい」という方にぴったり。
特に、ひとりで起業している方や副業を始めたばかりの方にとって、気軽に使える便利なツールなんです。
ペライチのプランは全部で4種類+1
ペライチには、公式サイトで案内されている4つの有料プランと、無料で使える「フリープラン」が提供されています(この記事では、便宜上「無料プラン」と表記します)。
それぞれのプランにはできること・できないことの差がありますので、ご自身の用途に合わせて選ぶことが大切です。
とはいえ、プランの種類が多いと「どれを選べばいいのか分からない…」と感じる方も多いはず。
今回はその中でも、初心者さんが特に気になる「無料プラン」でどこまでできるのかに絞って詳しく解説していきます!

こちらには載っていませんが、無料で使える
「フリープラン」が存在します。
ペライチ無料プランで「できること」一覧

ページ作成・テンプレートの基本機能
無料プランでも基本的なページ作成機能はしっかり使えます。
ペライチのページ作成方法は、「見出し」「文章+画像」「ボタン」など必要なブロックを選び、その中に文章や画像を当てはめていくスタイル。
「無料だから使えるブロックが極端に少ない」といったこともなく、標準的な構成なら問題なく作れます。

メイン、見出し、ボタン、などの項目を選び
そこからさらに好きなデザインを
選択していきます。
また、初心者さんにはありがたいテンプレートも充実。
テンプレに沿って進めていけば、簡単にページが完成します。
一部の機能に制限はあるものの、作成の自由度が大きく損なわれる印象はありません。

ゼロからではなく、ある程度型が整った状態から
スタートできる
初心者さんにも嬉しい設計です。
簡単なカスタマイズで独自性が出せる
フリープランでもある程度のカスタマイズができるため、ページに個性を出すことも可能です。
たとえば、自身のYouTube動画を挿入したり、文章にブランドカラーでラインをつけて強調したり…
ブロックも自由に組み合わせられるので「決まった型に文章を流し込んだだけ」という印象にはならず、自分らしさを感じられるページに仕上がります。

もちろん、色も選択できるので
ご自身のブランドカラーで統一できます。
リンク・見出し・ボタンなど必要機能は一通りOK
LP(ランディングページ)を作るうえで必要な基本機能は、フリープランでもしっかり揃っています。
サービス同士を比較のための表を挿入したり、お申し込みボタン、SNS関連のリンク設置にも対応しており、LPに載せたい情報は一通り網羅することが可能。
これらの基本要素が揃うことで、ページとしての完成度も高まります。
無料だからといって「必要な情報が載ってない、残念なページ」になることはほとんどありません。

申し込みページに誘導したり、SNSのフォローを促したり、
LPやサイトに用意したい項目は一通り揃っています。
ペライチ無料プランで「できないこと」一覧
無料プランでもある程度整ったページを公開することが可能なペライチ。
ですが当然、無料ではできないこともあります。
ここからは、私が実際に使ってみて、その中でも特に気になった点をお伝えします!
広告が消せない
無料プランでページを公開すると、「ペライチ」の広告が常に表示されます。
サービス紹介やブランドの世界観を伝えるページを作っているのに、そこに広告が入り込むとやはり気になるもの。
特に、自分のカラーや雰囲気に合わせて丁寧にデザインした場合、無関係な広告の存在は違和感が強くなります。
「世界観を崩したくない」と思う人にとっては、広告非表示は有料プランを検討するきっかけになりやすいかもしれません。

上に「ペライチで作られています」と広告表示
されているのがわかります。
公開できるページは1ページだけ
ペライチの無料プランでは、同時に公開できるページは1ページのみ。
有料プランに移行すると複数ページを公開できるようになりますが、無料ではこの制限がややネックに。
たとえば、フロント商品とバックエンド商品でそれぞれ別の案内ページを作りたい場合、どちらか一方しか公開できません。
1枚にまとめて記載することも可能ですが、情報量が多くなって見づらくなることも。
そのため、「これだけは見てほしい!」という内容にしぼって作成、公開する工夫が必要になります。
フォント・文字サイズの自由度が低い
無料プランでは、フォントの種類を自由に変更することができません。
ブランドの世界観に合わせてフォントを統一している人にとっては、この制限が少し気になるかもしれませんね。
また、文字サイズについても「全体のサイズ変更」は可能ですが、同じ文章内で一部の文字だけを大きくすることはできません。
強調したい言葉だけサイズを変えるなどの調整には、有料プラン(ライト以上)が必要になります。
細かい装飾やニュアンスをページ内に反映させたい方にとっては、やや物足りなさを感じるポイントです。

おしゃれなフォントを使ったり、
”部分的に”文字サイズの変更をするには
有料プランへの申し込みが必要です。
特に、文字サイズの変更はブログなどでも
使い慣れている人が多いため
ちょっとしたストレスを感じることも。
ページ全体のカラーが自由に変えられない
有料プラン(ライト以上)にアップグレードすると「テーマカラー」を設定できるようになり、ページ全体の印象を統一しやすくなります。
たとえば私の場合、ブランドカラーが落ち着いたオレンジなので、それを設定することでボタンや見出しのあしらいの色などを一括で反映できました。
無料プランでも色を変えることは可能ですが、一部変更できない部分があったり、手間がかかったり。
手間なく、全体の統一感を整えたい人には、少し不便さを感じる仕様です。

この機能が使えるようになると、サイトの背景色を
一括で変更できたり、
見出しの”あしらい”の色が変更できます。
▼

枠の色や見出しのあしらいがオレンジで
統一できていることがわかります。
お申し込みフォームの設置ができない
無料プランでは、「名前・メールアドレス・問い合わせ内容」といった情報をページ内で入力してもらう「フォーム機能」を使うことができません。
ペライチのLPでサービスのご案内をしたあと、そのまま申し込みフォームに進んでもらう…という導線をイメージされている方も多いと思います。
となると、フォーム機能が使えないのは少し気になるところかもしれませんね。
こちらに関しては代替案もあるため、次の章でご紹介します。

テンプレから作成すると既に
お申し込みフォームが入っているので
使えるのかと思いきや…
ライトプラン以上を契約してくださいと
記載があることがわかります。
無料プランの制限をカバーする工夫アイデア

ページは複数用意して“差し替え”で対応
無料プランで同時に公開できるページは1ページのみですが、下書きとして複数のページを用意することは可能です。
そのため、複数のサービス案内ページをあらかじめ作成しておき、必要に応じて「公開ページを差し替える」という使い方ならOK。
たとえば、時期によって募集するサービスが変わる方なら、同時に複数ページを出す必要はないことも多いでしょう。
「今季はこのサービス、次のシーズンでは別のもの」といった形で順番に差し替えることで、無料プランでも問題なく運用できるかもしれません。
テンプレート選びでフォントやカラーの制限をカバー
無料プランではフォントやテーマカラー、”あしらい”の雰囲気の自由度が低いですが、実はテンプレートの選び方次第である程度カバーできます。
ペライチでは、テンプレートに応じて「テーマ」が初期設定されています。
このテーマを自由に変えられるのは、ビジネスプラン以上。
ですが、それ以下のプランであってもテンプレートに初期設定されているテーマならそのまま使えるんです!

デフォルトで「かわいい」のテーマが設定されています。
このテーマを別のもの(「フォーマル」とか)にするには
ビジネスプラン以上が必要、ですが・・・
▼

「ビジネスプラン以上でないと変更はできないけど、
あらかじめテンプレに設定されてるテーマなら使えますよ」
と案内が出ます。
そのため、あらかじめ自分のブランドイメージに近いテーマを使ったテンプレートを選んでおけば、フォントや色の雰囲気もぐっと整います。
ただしこの方法は、「どんなデザインにしたいか」のイメージを最初から持っていることが前提になるので、計画的なサイト設計をしておくことがポイントになります。
Googleフォームや外部リンクで申込対応も可能
無料だと使えないフォーム機能ですが、必ずしもペライチ上にフォームを設置する必要はありません。
たとえば、申し込みボタンを押すとGoogleフォームなどの外部URLに飛ばすという設定も可能。
この方法であれば、フリープランでもクライアントさんの情報をきちんと受け取ることができますよね。
さらに、リンク先をMOSHのお申し込みページなどに設定しておけば、LPからワンクリックで申し込み&決済ページにまでご案内可能。
フォーム機能がない=致命的というわけではなく、「あったら便利かな」くらいの位置づけでも問題はないかと思います。
どうしても欲しい機能は「オプション」でカバー
「ページの公開枚数は1ページでいいのだけど、フォントだけは自由に変えたい…」など、一部の要素だけ有料プランの機能を有効にしたい場合には、機能別のオプションなどもあります。
オプションも月額制なので、複数個のオプションを購入するのならプランごとアップグレードする方がお得かと思いますが、利用方法やこだわりポイントによっては検討してみてもいいかもしれませんね。

たとえば、テーマカラーカスタマイズの
オプションは月額550円。
ライトプランが1,465円なので、ピンポイントで
欲しい機能であれば
オプションを検討してもいいかも。
まとめ:無料プランでも使える?向いている人・向いていない人の目安

無料で十分な人の特徴とは?
最低限の機能は無料プランでも使えるため、「とりあえず1ページだけご案内ページを作りたい」という方には十分対応できます。
申し込みや決済についても、Googleフォームや他の外部ツールを使えばカバーできるので、それでOKという方には不自由なく運用できるのではないでしょうか。
ペライチには便利な機能がたくさんありますが、正直最初から全部を把握して使いこなすのは大変です。
まずは無料の範囲で操作に慣れてみて、「ここがもう少し自由にできたらな…」と思った時点でプランを検討するのがおすすめです。
カスタマイズ性や複数運用をしたい人は有料検討がおすすめ
無料でもある程度のことはできますが、カスタマイズ性を重視したい方には有料プランをおすすめします。
特に、ブランディングやデザインにこだわりたい方にとっては、広告が表示され続けることや色の調整の手間は意外にストレス。
また、複数のサービスページを同時に公開したい、LPではなく「サイト」として複数ページを並べたいという場合にも、有料プランが必要です。
ちなみに、本格的な企業向けでなければライトプランやレギュラープランでも十分対応できると思いますので、用途に応じて検討してみてくださいね!